様式とその歴史
人が無くなると必ず通夜、葬儀の順に葬制がなされるのが日本の慣習です。
通夜は葬儀の前夜祭と言われ、個人の家族、もしくは関係者が交代で寝ずの番をします。
魔除けの意味のある灯明や線香の火を夜明けまで絶やさぬようにしなくてはならない。葬儀の後半で故人を火葬します。
日本葬儀の慣習で、火葬場に向かう道と帰り道は同じ道を通らなくてはならないとしている。
その理由は、埋葬した死霊が付いて来ない様にする為と言われています。
葬儀終了後には振り塩と呼ばれる清めの塩を撒きます。
遺体を安置する場合には、遺体の胸の上に魔除けとして刃物が置かれます。
これを守り刀と呼ぶ由来は、武士の社会で、刀によって魔を斬るといった意味や魔物の使いとされていた猫が、光り物を嫌がるので刀を置くことが魔よけとされたと言われています。
葬儀会社への依頼
故人が亡くなった悲しみにくれる間もなく、葬儀の準備がはじまります。
まずは葬儀会社に連絡し様々な手配を依頼します。
ただ普段からお付き合いのある会社があればいいのですが、なかなかそういう会社がないのが普通です。
そのため自分の家の近くにどういった会社があるか普段から気にしておくといいでしょう。
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遺体に添える物
遺体を安置すると、そこに供え物として枕飯、枕団子を供えます。
枕団子は米の粉などを丸めて作ったもので、数は6個、13個、49個と地域によって分かれます。
枕飯はご飯を御茶碗に山盛りにして、御箸をさして飾るものです。
葬儀に適した日
告別式については「友を死に引かない」ように友引の日を避けます。
お通夜と葬式の日程について – マナー・冠婚葬祭 – 教えて!goo
細かい事をいうともっとたくさんの決まりごとがありますが、この葬儀の様式は日本ではいつ頃から行われる様になったのしょうか。
世界の葬儀事情
現在確認されている遺跡で、世界初の葬儀とされているのは、イラク北部にあるシャニダール洞窟という場所です。
およそ10万年くらい前に住んでいたネアンデルタール人の骨が発見されており、骨の周辺からは同洞窟内には存在確認がなされていない花粉が検出され、現代でいう副葬品として花をおいたのではないかという見解が唱えられています。
それにより、これが葬儀の原初的な形態でないかとされているのです。
その他、ネアンデルタール人は遺体を埋葬する習慣を持っていたのではないかということに関する見解もあり、ネアンデルタール人が芸術文化を保持してまたその活動を行える水準を有していたこと、調理痕のある化石が発見されていることから、儀礼的に肉を殺ぐことが埋葬方法として行われていた可能性も指摘されています。
そんな大昔から「葬儀」は行われていたなんて驚きではありませんか。
それから現在に至るまで、様々な時代背景を元に宗教・習慣と結びついて発展変化を遂げてきました。その結果、日本では現在の葬儀様式が行われる様になったのです。
もちろん、日本にもさまざまな宗教が存在しますから、全ての葬儀が上記で述べた様な様式で行われている訳ではありません。